ブランコ
ブランコに乗ったら心地いい不思議。
春、晴れた日の公園が、どんな人の不幸も公平に少しだけ和らげるのは一体どうして。
わたしのなんでどうしてを、隣で君はなんでなんだろうなあ と笑う。君の隣が心地いい理由だけは、私 少しだけ 分かっていて あとのなんでどうしては どうでもいいように感じちゃうよ、なんでかなあ、
風が初夏の匂いに変わっていく
思索
考え込みすぎて疲れちゃう自分の不器用さがダサくって嫌いなのに、考えたって仕方のないことだって諦めて考えることを止める狡さと浅はかさは汚くて嫌い。
どっちとったって自分を好きになれない自分 なんて意味わからないぐらいダサいし、私が今一番欲しいのは どっちとっても自分を可愛いと思える器
嘘
吐くことには慣れても疲れることには慣れたりしない、嘘。
理由
優しさに惹かれたら、甘やかされて殺される
強引さに恋に落ち、身勝手さに憤る
自由さに魅了され、振り回されて疲弊する
誠実さにのめり込み、刺激の無さに退屈する
恋に落ちた理由は、その恋を続ける理由になり、そして最後は往往にして恋が終わる理由になり得ると思う。